★経緯:
先週は、利根川水系のボート釣行では余りやらない浚渫跡・ディープエリアで魚探(Elite-9Ti)のマップが見難いことや、魚探マップ(HDS7)でシャローエリアが分かり難くボートの乗り上げでエンジン・ペラのヒットが起こりました。
このままではディープのある霞ヶ浦・北浦・外浪逆浦などでバスは釣れないし、シャローのゴロタ石でボートのエンジンを壊す恐れがあるので、せっかく以前に購入してあるリーフマスター ReefMaster Ver2.0を使って霞ヶ浦・北浦などローランス魚探マップの水深・等深線をカラー化して見易くしてみました。
ローランス魚探 Elite-9Ti・HDS7のGPSマップは全国湖沼図AT5【32GB】と旧タイプの【8GB】の湖岸線の表示(ショアライン)を使っています。また、マップ購入先のブログで等深線作成の手順が記載されているリンク先と、国土地理院の湖沼データのリンク先を参考までに下記に記載します。
これまでのReefMaster2.0のテスト内容2回分
★結果:
霞ヶ浦、北浦、外浪逆浦、小野川湖、秋元湖など、ほぼ予定していた国土地理院の湖沼図で等深線をローランスElite-9TiとHDS7に表示することが出来ました。但し、HDS7は色が黒色のままでカラー化しないマップエリアが出来てしまいました。HDS7のみの症状でElite-9Tiでは問題はありません。
水深/等深線のカラー化<手順>の詳細は、今日(10/11)の朝方に気付いて追加した河口湖をブログの末尾に、画面コピーと魚探の写真添付で順序良く記載しました。(参考までに)
*等深線は目安なので<シャローのエンジン走行は徐行>、あとはマップSDデータの破損も考えられるので<自己責任>でお願いします。
Image-1.霞ヶ浦 等深線のカラー化
Image-2.霞ヶ浦 等深線のカラー化(大山スロープ拡大1)
Image-3.霞ヶ浦 等深線のカラー化(大山スロープ拡大2)
Image-4.霞ヶ浦 等深線のカラー化(西の洲 浚渫跡の拡大)
Photo-1.HDS7 霞ヶ浦(黒色)大山スロープ
Photo-2.Elite-9Ti 霞ヶ浦 小野川入口・水中島ハンプ
Photo-3.Elite-9Ti 霞ヶ浦 西の洲シャローと浚渫跡
Image-5.北浦 等深線のカラー化
Image-6.外浪逆浦 等深線のカラー化
Image-7.福島裏磐梯 小野川湖 等深線のカラー化
Image-7.福島裏磐梯 秋元湖 等深線のカラー化
Photo-4.HDS7 秋元湖(カラー化)全体
Photo-5.HDS7 秋元湖(カラー化)大倉川拡大
Photo-5.HDS7 秋元湖(カラー化)ダムサイト拡大1
Photo-6.HDS7 秋元湖(カラー化)ダムサイト拡大2
★手順:これより水深マップ作成
手順1は、国土地理院の湖沼データのリンク先より河口湖のデータをダウンロードします。尚、リンク先はブログ上部に記載してあります。
ダウンロードは圧縮ファイル1個がダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して保存すると「kawaguchiko-2020」のフォルダが出来ました。
手順2は、ここからはReefMaster2.0の作業になります。New Projectで新しく河口湖のプロジェクトを作成して「kawagutiko」の等深線データをインポートさせるPC作業エリアを作成します。
NewProjectを行います。
手順3は、河口湖の等深線データをインポートさせます。右端のレイヤーズ(Layers)でインポート処理(Import)を行います。
ダウンロードしたシェイプファイルを選択する「kawaguchiko-lf-2020_dpc.shp」。
シェイクファイルを色:AT5変換と水深表記をメーター(Mertres)に設定を変えてからエンターを行う。
手順4は、インポートされた等深線は黒色なので、これから水深1~10mまでをカラー化して行く処理になります。
河口湖はそれほど規模の大きい湖ではないので、データは100ヶぐらいです。水深は霞ヶ浦など霞水系に比べればありますが、水深10m位までがバス釣りで良く使う水深なので、それ以外の水深は40番の色に設定します。
ベースの線の太さと色を40番にセットします。
ここからは根気のいる作業で水深1.0m、1.5m、2.0m・・・と色を設定して行きます。水深1m以下は赤色12番、水深2mはオレンジ系の山吹色19番、水深3.0mは緑色として根気よく設定します。水深1m以下は線を太く2ポイントに設定すると見易いと思います。
徐々に水深の色が設定出来て行きます。
河口湖はボート釣りの経験が無いが、丘っパリはキャンプの際に良くやっていました。放流バスの30㎝前後は良く釣れた思い出があります。水深2m以下の溶岩エリアは良く解るようにした方が減水などで対応が利くと思います。
取り敢えず河口湖の水深・等深線がカラー化出来ました。PC処理に慣れると、河口湖クラスの湖は約10~15分で可能と思います。
手順5は、カラー化した等深線データを、魚探のSDカードにコンバート書き込みします。プロジェクトをフォルダ毎に処理することで20~30カ所の湖沼データを1分位で処理できます。
河口湖の入っているフォルダ毎のExport処理を行います。
エクスポート設定は特にいじりません。
魚探マップが入ったSDカードの保管ドライブを設定します。
以上でカラー化のPC作業は終了しました。
これから魚探にSDカードを入れてカラー化画面を確認します。スマホ写真で撮っているので画面が汚いが、そこそこカラー化は見易いです。
魚探のSDカードをローランスElite-9Tiから外して、手順1から手順5まで行い、魚探に戻して画面を確認しました。
魚探のSDカードに水が入ると魚探が水没した状態になります。SDカードカバーは確実に閉めて置き魚探の水による故障を防いで下さい。
それでは電源投入します。
そういえば、魚探に水深・等深線を入れる前はこんな感じで河口湖が映っていました。
カラー化した水深・等深線をいれた河口湖です。
最後まで良く見て下さいました。
ローランス魚探の機種やOSバージョン違いで水深・等深線のカラー化が出来ない場合や魚探に不具合が出ることもあると思います。
くれぐれも作業は自己責任でお願いします。